荷造りを終えたあとは、いよいよ野外学習の最後を飾る「体験活動」の時間です。生徒たちは活動班ごとに分かれ、4つの体験プログラムからそれぞれが選んだ活動に参加しました。
1つ目は「食品サンプル工房」。本物そっくりの天ぷらやスイーツのサンプルづくりに挑戦しました。細部までこだわり、集中して取り組む姿が印象的でした。完成した作品を手にした生徒たちは、「お土産にする!」と嬉しそうに話していました。
2つ目は「Myはし工房」。木の香りを感じながら、自分だけのオリジナルの箸づくりに取り組みました。ヤスリで形を整え、丁寧に仕上げていく工程は根気のいる作業でしたが、世界に一つだけの“マイ箸”が完成し、使うのが楽しみになる体験となりました。
3つ目は「魚つかみと料理体験」。冷たい川の中で魚を追いかけるところから始まり、捕まえた魚を自分たちでさばいて調理まで行いました。自然の恵みに触れながら、命の大切さや食への感謝を改めて感じる貴重な機会となりました。
4つ目は「カヌー体験」。水の上に浮かぶ不思議な感覚に最初は戸惑う様子もありましたが、時間がたつにつれて息を合わせてパドルを動かし、仲間との協力の楽しさを体いっぱいに感じることができました。
どの活動にも共通していたのは、「自分の力でやってみる」「仲間と協力する」「自然の中で学ぶ」ということ。生徒たちはそれぞれの体験を通して、たくさんのことを感じ、学んでいました。